ウイスキー文化研究所 
2008.7.20-21沼津〜甲州の旅
日付 2008年7月20,21日
場所 静岡県沼津、山梨県北杜
参加人数 14名
Scotch ---

長野県支部ではPub摩幌美の30周年記念を兼ね、モルトの会のメンバーと共に、沼津と白州蒸溜所を訪ねる1泊2日のバス旅行をしました。初日の沼津では8周年を迎えたベアードのタップルームでエールを飲み、次に市内の居酒屋で海の幸を満喫し、その後例会は昨年40周年を迎えた老舗バー『フランク』で行いました。

ベアードはウィスキーマガジンライブでビール初のマスタークラスを行ったので、ご存知の方も多いかと思います。醸造所では個性的なシーズナルも作られていますが、定番エールの安定感のある出来栄えには唸らされます。オーナーのブライアンさんの話によると、主要なベースモルトであるマリスオッターという麦芽は百年以上も前から使われ続けていて、ベアードでは、フロアモルティングで生産された物を使用しているそうです。

工房では木樽熟成用のアランの樽を見つけました。これで熟成されたエールを飲めなかったのは残念ですが、摩幌美の堀内さんいわく、タップで提供されていたESBはスコットランドのパブで飲む物と似ているとのことで、なかなか日本で楽しめないスコティッシュエールへと思いは膨らみます。

沼津港を見下ろす窓際のカウンターからメンバーの様子を眺めると、果敢にも全種を制覇しようと奮闘している人やパイントでゆっくり楽しむ人など、皆一様に美味いエールに顔をほころばせていました。

例会は、元メンバーで沼津在住のDR.ピート氏より提供されたグレンモーレンジ10年旧ボトルをはじめ数種類のモルトを飲みながらオーセンティックなフランク・バーを楽しみました。
おおらかな海辺の町の空気と共に味わうウィスキーやエール、カクテルは格別です。
(白州蒸溜所篇につづく)

中澤 清文




白州蒸溜所篇

2日目は朝霧高原を抜けて山梨県の白州蒸溜所へ向かいました。敷地内へ一歩入るとおい茂った木々をわたる風が爽やかで、満開の山百合が咲く歩道を歩くと、いやがうえでも期待が高まります。連休中の大変忙しい時期にもかかわらず特別に見学ツアーをしてもらい、通常では入ることが出来ないスチルハウス内やメンバーのみの貯蔵庫も見せてもらうことが出来ました。

ツアー後のお楽しみテイスティング会は、メンバー専用のVIPルームにて、白州10年、12年、18年の3種類を用意していただきました。壁一面のガラスの外はまるで東山魁夷の世界を思わせる緑の森が広がり、普段とはまったく違うシチュエーションで味わうウィスキーは格別でした。各自それぞれの方法でテイスティングを楽しみ、改めて国産ウィスキーの美味しさを実感しました。

今回は洋酒研究家の大西正巳さんをはじめ白州蒸溜所の前村久工場長には格別なご配慮を頂き思い出深い見学が出来たことに一同感謝の気持ちでいっぱいです。2日間にわたり心行くまでアルコールの世界に浸り、たいへん楽しい旅行になりました。

堀内 貞明(pub摩幌美)



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